Nomu30 ビルドガイド

Nomu30 の組み立て手順について説明します。

ファームウェア

Nomu30 はファームウェアとして QMK を利用しています。ファームウェアのビルド環境構築やビルド方法、ファームウェアの書き込み方法について QMK のドキュメント を参考にしてください。

組み立ての前に、Pro Microに Nomu30 のファームウェアを書き込み、動作確認をしてください。ファームウェアは下記コマンドでビルド可能です。

$ qmk compile --keyboard recompile_keys/nomu30/rev1 --keymap default

デフォルトの Nomu30のHEXファイル も配布されています。また、ビルド環境をつくるのが難しいという方はこちらを利用してください。

VIA

Nomu30 は GUI でキーマップを設定できる VIA に対応しています。 VIA を利用する場合は VIA のファームウェア対応ページ から nomu30_rev1_via.hex をダウンロードし、それを Pro Micro に書き込んでください。

組み立て手順

基板の確認

組み立ての前に、基板の表と裏、上と下を確認します。D1からD31までの記号が書かれている面が表面で、ロゴが書かれている面が裏面です。また、切り欠けがある方向が上になります。

ダイオードのはんだ付け

ダイオードの足を曲げて取り付け、はんだ付けをします。ダイオードは表面から取り付け、裏面からはんだ付けをします。ダイオードには極性がありますので、方向に注意してください。黒い帯がある方向がカソードです。この帯が下、もしくは左を向くように取り付けをします。

このとき、マスキングテープでダイオードを固定すると、裏返したときにも位置がずれたりすることがなく、はんだ付け作業をしやすくなります。

はんだ付けがおわったら、ニッパーで余分な足を切ります。この段階でテスターで取り付け方向が間違っていないかを確認することをおすすめします。

ピンヘッダのはんだ付け

Pro Micro の袋からピンヘッダを取り出し、裏面にピンヘッダを取り付け、表面からはんだ付けをします。写真のようにブレッドボードを利用すると簡単にはんだ付けができます。しかし、はんだの高熱でブレッドボードが溶ける可能性があるため、推奨されるやり方ではないとのことです。

リセットスイッチのはんだ付け

リセットスイッチを裏面に取り付け、表面からはんだ付けをします。

スタビライザーの取り付け

基板にスタビライザーを取り付けます。金具が右側にくるのが正しい方向です。しっかりとスタビライザーの爪が基板にはまっているかを確認してください。

プレート、スペーサーの取り付け

スイッチプレートの保護紙をはがし、 3mm スペーサーを 8mm ねじで固定します。その後、PCBに取り付け、 5mm スペーサーで固定します。文章で書くと分かりづらいので、下記の図を確認してください。

なお、このねじは後から締め直すのが難しいので、しっかりと締めるようにしてください。

キースイッチの取り付け

次にキースイッチをプレートに固定します。無理に力を加えるとプレートが割れてしまうため、十分に注意をしながら作業をしてください。このときに曲がった足があると、うまく取り付けることができなくなってしまいますので、取り付け前に確認をしてください。

次に、Pro Micro とキースイッチが干渉しないようにします。ピンヘッダの間にあるキースイッチのうち、一番外側のスイッチの一部が Pro Micro と干渉します。基板からはみ出ている足をニッパーで切ってください。また、プレートマウントのキースイッチをつかっているときは、その足も切ります。

その後、全てのキースイッチをはんだ付けします。その後、Pro Micro とキースイッチの端子が短絡しないように、カプトンテープで絶縁するようにしてください。

Pro Microのはんだ付け

チップが載っている面が内側を向くようにPro Micro を取り付けます。余分なピンヘッダをニッパーで切り、はんだ付けしてください。

ボトムプレートの取り付け

ボトムプレートを取り付け、4mm ねじで固定します。その後、お好みでクッションゴムを取り付けてください。

組み立ての手順は、以上です。